スプリットの特徴
スプリットは以下のような特徴から、基本的に守り側が有利なマップと言われています。
守りの初期エリアが広く、サイトへの入り口が狭い
スプリットのラウンドスタート時点では、ディフェンダー側のエリアが圧倒的に広いです。そのためアタッカー側はクリアリングする場所が増え、攻めるためにアビリティを多く使う必要があります。
サイトの入り口が狭いため守りやすいのも、守り有利と言われている理由のひとつです。
AメインとBメインの距離がかなり離れている
スプリットはAメインとBメインの距離がかなり離れているため、「AからB」または「BからA」にローテートするのが難しいマップです。
上図のようにBメインからAメインにローテートする場合、守り側のほうが早く寄れてしまいます。特にセージの壁で中央エリアをコントロールされていると、BタワーからAタワーまであっという間に移動されてしまうので注意が必要です。
スプリットのおすすめ構成
おすすめ構成は現行パッチのメタによって変わりますが、基本は以下の構成になります。
種類 | 人数 | おすすめエージェント |
---|---|---|
デュエリスト | 1~2人 | |
センチネル | 1~2人 | セージ+キルジョイ/チェンバー/サイファー |
コントローラー | 1~2人 | オーメン/ブリム/アストラ+ヴァイパー |
イニシエイター | 0~2人 | スカイ/ブリーチ/KAY/O/フェイド |
スプリットは守りラウンドをしっかり取ることが大切なので、ランクマッチではセンチネル2人(セージ+α)の構成が特におすすめです。
ちなみに「VALORANT Champions Tour 2022」の統計でもっとも多かった構成は、セージ、レイズ、オーメン、サイファー、ジェットでした。(データ元:Spike.gg)
逆にピック率が低いエージェントはネオン、ソーヴァ、フェニックス、ヨルです。
これらのエージェントはスプリットでは微妙なため、選ばないほうがいいでしょう。
スプリット攻め(アタッカー)のポイント
スプリットは基本的に守り有利のマップですが、うまく立ち回ることで攻め側も十分戦えます。攻め側は以下のポイントを意識しましょう。
中央エリアのセージ壁を壊してからスタートする
相手の構成にセージがいる場合、中央エリアに壁が使用されている可能性をまず考えましょう。ここに壁があると守り側は迅速にローテートできるので、攻め側はかなり不利になります。
ここに壁が使われた場合はすぐに壊すか、壊れるまで待ってから攻めることを意識してください。
壊れるのを待つ(約35秒かかります)場合は、その間にAメインやBメインを詰められている可能性があるので、サイファーのワイヤーなどトラップを設置しておくか、誰かが裏を警戒するようにしましょう。
中央ベントを確保する
スプリットの攻めで重要なエリアの1つが中央ベントです。中央ベントを確保すると、CTから寄る敵の足音を聞いてAを攻めるか、Bを攻めるかの判断ができます。
スプリット守り(ディフェンダー)のポイント
スプリットは守り有利と言われているマップです。以下のポイントを押さえれば、しっかりラウンドを取れるでしょう。
中央エリアを死守する
スプリットでは、中央エリアのコントロールが勝敗を分けるといっても過言ではありません。特にセージを使っている人は、基本的に中央エリアに壁を使うのがおすすめ。
ただし、毎回壁を使っているとすぐ壊されるてしまうので、壊されるようになったら戦略を変えましょう。
以下のように、中央エリアに2人配置するのがおすすめです。
Aメイン、Bメインは入り口が狭いため、センチネルのアビリティやモロトフ、スモークで進行を止めやすく、それほど厚く守る必要はありません。
有利状況で詰めない
VALORANTを含む5対5の爆破系FPSは基本的に守りが有利と言われています。攻め側はいろいろな場所をクリアリングしないといけないのに対し、守り側は入り口を見るだけで良いからです。
スプリットは構造上さらに守り有利となっているため、人数状況がイーブンであれば守り側が相当有利といえます。
センチネルが2人残っていれば、4対5や3対4でもまだ対等と考えてもよいです。
この相当有利な状況を、裏詰めや不要なピークで倒されてしまうと勿体ないので、有利状況では死なないことを最優先しましょう。